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UE4のSun Position Calculator Pluginを使って太陽をスライダーで動かす

こんにちは。natsumikanです。

先日、UE4で点群を1億点まで描画できました。

 

ここでは点群の描画ではなく、このプロジェクトで使用している「Sun Position Calculator Plugin」についてお話したいと思います。

「Sun Position Calculator Plugin」は、緯度・経度・日時等から、太陽の位置をシミュレーションできるプラグインです。

 

 とりあえず完成したのがこれ👇

 

 

 

やり方をざっくりですが説明します。

 

 

慣れてる人はドキュメント読めばわかると思います。

公式ドキュメントSun Positioning

 

 

UE4 4.21から追加された「Sun Position Calculator Plugin」を使用します。

プラグインを追加します。

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Sun Position Calculator Plugin追加

・追加したらコンテンツブラウザに出てくるので、レベルに配置。

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BP_SunPosition

「出てこない~」って人は、コンテンツブラウザの「表示オプション」を確認してみてください。

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プラグインコンテンツを表示

 

・「BP_SunPosition」をレベルに配置したら、詳細パネルで【緯度・経度・タイムゾーン・日時・時間】を入力。

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SunPosition詳細パネル

 

とりあえずここまでやったら、こんな感じになるはず


Sun Position Calculator Plugin

 

 

じゃぁこれを、プレイ中にできるようにしていきます。

 

・「Light Source」をム―バブルに。

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Light Sourceをム―バブル

 

 

・スライダー用のウィジェットを新規に作る。

わからない人はココ見て→Unreal Engine | UI を作成し、表示する

 

 

 

・スライダーを追加する。(Slider_51)

スライダーの時間は好きな時間でOK。今回は9:00am~22:00pm。ただのテキストです。

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Slider追加

次はグラフ

最終的にこうなる

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イベントConstruct

Actor Classは「BP Sun Position」に。

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On Value Changed(Slider_51)

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On Value Changed(Slider_51)はデザイナーでスライダーの詳細パネルからイベントを追加。

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MapRangeClamped

MapRangeClampedは

In Range A~In Range Bの範囲にあるValueをOut Range A~Out Range Bに変換するというノード。

今回はスライダーの0.0~1.0を9.0時~22.0時に変換という感じ。

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MapRangeClamped



 ウィジェットはこれでOK!

レベルブループリントにウィジェットを表示させるBPを追加したら完了!

 

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レベルBP

ぜひ試してみてください~。

 


東京藝術大学 点群データ提供元】

gluon @gluontokyo
東京藝術大学 金田充弘研究室

#デジタル芸大