建築Visualization blog

UE4,3ds Max,CAD,Revit,BIMやリアルタイム系レンダリングなどのつぶやき。

3ds Maxからdatasmithへレイヤごとに書き出すスクリプト

 
本日は、自社スクリプトを掲載しますので、ご自由にお使いください。
 
これまで、UE4へFBXをもって行きたい時には、大量なデータ管理が複雑になるため、3ds Max上のレイヤごとにFBXを書き出すフリープラグインを使っていました。
Datasmithプラグインが使えるようになって、UVアンラップ作業などは、本当にラクになったのですが、モデルの修正や追加など、3ds MaxとUE4を行ったり来たり、という作業もあるかと思います。
そこで、レイヤごとに一括書き出しができるスクリプトを作ってみました。
ご使用は、各自の自己責任ということで、、よろしくお願いします。
 
2018年12月末更新  V1.0 
 
 
仕様
3ds Max2017、2018動作確認積み
Datasmithプラグインは別途インストールが必須です。Epic公式からダウンロードしてください。
 
実行すると、Datasmithか、FBXか選べます。
レイヤも選択できます。
 
 
スクリプト導入方法
 
1. 3ds Maxのインストール先に、スクリプトファイルを保存してください。
例えばscriptフォルダとか。
2. 3dsMaxを起動したら、一度スクリプトを起動してください。
 
3. 使いやすくするためにツールバーをカスタマイズします。
 例)「カスタマイズ」メニューの「ユーザーインターフェースをカスタマイズ」で新しいツールバーを作ります。
 「カテゴリ」の中に#Unrealが出来ていると思いますので選択して、新しいツールバーにDrag&Dropします。
ダイアログを閉じます
 
 
4. 実行 
 「Select folder」で保存先を決めてください
 拡張子、レイヤを選択して「Export」を押せば出来上がり!
 
 
今後、SketchUpのレイヤをdatasmithに書き出すのも作りたいな、と思っております!

UnrealDatasmithでProductViewerを使ってみる その1


 
最近、AreaJapanコラムのほうのアクセスは好調らしく、読んでいただいている方、本当にありがとうございます。
ブログのほうにも、今後コラムで伝えきれない点や、中級者むけの内容のTipsを増やしていきたいと思いますので、楽しみにしていてください。
さてさて、遅くなりましたが、UnrealEngine,4.21では大きな更新がありましたね!
UnrealStudioもRevit、SketchUpに対応しましたので、まずは軽く検証しておきました。
環境は Autodesk Revit2019, UE4、 4.21.1です。
Revitの対応は2018.3以降で、SketchUPはPro版2018以降ですのでご注意ください。
公式リリースノートはこちらから

Revit datasmith Exporter

ダウンロードはこちらから。今年の9月くらいまで無料期間が延びましたね。
 
インストールと書き出しについては簡単なので省略します。3DViewから書き出します。
適当にマテリアルいろいろ作ってみました

ProductViewerテンプレートでインポート

まず、新しいテンプレート「ProductViewer」で起動します
すぐにプレイできるようにしてあるので、BPを改良して使えそうです。
アウトライナを見てみます。
「Interactive_Root」の下にCADデータが入っているようです
このシーンには、「ProductViewer_Collector」というBPが入っています。
その詳細パネルでは、「Interactive Root」で、シーン内のアクタのRootが選択されていますので、どうやら、ここで、新しく自分で作ったDatasmithのSceneアクタに切り替えれば良いみたい。
その下には、OrbitかFlyingmodeかを選択できるようになっています。
 
 
 
では、新しいフォルダを作ってインポートします
 
インポートがうまく行ってないのがけっこうあります(涙
ガラスや、メタルも継承されていないのは、おそらく、Revit2019の新しい物理アセットを使ってしまったのがいけないのかと思います。一般マテリアルアセットで作成したものが、うまく互換できているようです。この辺は、詳しく調べるとして、今回はテンプレートで遊んでみたいと思います。
 
 
では、アウトライナから、SampleのInteractive_Rootと、その子になっているサンプルアクタを消します。
「ProductViewer_Collector」の詳細パネルで、新しくインポートされたRevit_testアクタを指定します。
 
これでプレイしてみましょう。Startを押します。VRにも対応してるようですが、デスクトップで開きます。
 
 
クリックしないで、カーソルオーバーで、黄色くハイライトされるの、いいですね。
クリックすると、Zoomしてくれます!
 

Revitのメタデータを表示できるようにしよう

今後期待できるのは、このBIMデータが参照できる点ではないでしょうか。
I
メッシュの詳細パネルで、AssetUserDataを確認できます。
Revit上のパラメータの「キー」と「値」が継承してありますので、
これの「マテリアル」キーが表示されるようにテストしてみましょう。
 
 
以下の公式動画でBPでの説明がされていますので参考までに。「4.3インポートされたメタデータの使用」
 
しかし、公式の説明ではまずマウスについてのノード説明があるのですが、
こちらのテンプレートは、既にマウス使えてますので、以下のノードを省略しますね。
では、改良して、「クリックしたら、値が表示される」ようにします。これは動画の説明と同じです
レベルBPで、検索ワードにmouseなど入力して、「マウスの左ボタン」イベントを作り、ブランチ から、「get hit result Under Cursor for Objects」をつなぎます。この「get hit result」はすっごい便利。あとは、以下のように、[Get Datasmith User Data Value for Key]ノードを作ってください

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BP

 
 
プレイし、クリックしたら画面に表示されます
 

カーソルオーバーで、値が表示されるようにする

別の方法です。
このテンプレートのBPを加工してやってみます。
まず、先ほどのレベルBPのノード消します。
Blueprintsフォルダを見ると、Mouse操作用のBPがありますので開きます
「ProductViewer_Mouse_Pawn」です
イベントグラフをみると、「Bind Highlightable」があります。
これが、カーソルオーバーで、黄色くハイライトするノードっぽい!
この後ろに[Get Datasmith User Data Value for Key]ノードつないで表示するだけ!簡単!

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datasmithノード
 
思ったより簡単にできました。
 
PrintStringではデザインがかっこ良くないので、次回はウィジェットで値が表示されるようにしたいと思います!
 
mirako
 

新年のご挨拶

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明けましておめでとうございます。

2018年も、たくさんの方に支えていただきました。

北九州イノベーションギャラリーでの自主作品コンテンツの発表に始まり、Tooさんでのセミナー登壇、7月から始まったAutodeskコラムの執筆活動と、OUTPUTにあわただしく走り回ったような気がします。

周囲の方が、そういった機会に気にかけてくださり、声をかけて頂くことが、何より嬉しく、出会いの多い1年でした。

その一方で、通常業務に追われ、新しいUE4の開発が思うように進まないもどかしさもありました。

これまでどおり、パース業務も大切ですが、ゲームエンジンや新しいテクノロジーを使って、どうやって建築業界の問題を解決していくか、人と街をつなげられるか、を引き続き考えて、提案型のコンテンツ開発を続けていきたいと思います。

少しづつですが、2015年ごろから種まきしていた活動が、VR時代に後押しされて、進みはじめた感触があります。

2019年は何かしら、建築におけるゲームエンジン活用を発表できるように計画を進めておりますので、楽しみにしていてください!

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

  スタジオ・デジタルプラス 代表 大橋ユキコ

 

7月のMeetupが記事になりました

こんにちはmirakoです。

11月は何かとアートイベントも多いですし、建築業界はすっかり年末モードでお忙しいことと思います!

ところで、7月に東京、大阪、福岡とツアーさせていただいた、Too建築ビジュアライゼーションMeetup、内容が公開されました。

あまりの緊張に、しどろもどろになっていたり、動画が再生されなかったり、本当に

ヘタなトークでしたが、こちらの記事では、とても上手くまとめて頂いています。

関係者の皆様、ありがとうございます。

www.kviz.jp

 

今年は熱いメッセージを業界内外に発信したいという思いで、よく活動した1年ではありましたが、実際のところ、あまりOutPutはできていないです。来年は技術的な知見のOutputを積極的にしたい!

あ、気づくともう年末の挨拶になっている・・・。

今年中にまた何かブログ書きます。書きます詐欺って言われてそうなので、書きます!

(宣言しておく)

ではでは年末まで、パース屋さんは納品ラッシュが続くと思いますが、寒さに負けず、乗り切りましょう!!

10月の勉強会「ざっくり解説!GitでUE4のver管理と遠隔開発」

すっかり寒くなって、先日のUE4フェスから帰ってきて、風邪をひいてしまったmirakoです。
今月の勉強会は、エンジニアさんにナビゲータをしていただきます!

UE4開発の強力な助っ人なのですが、今回はUE4のお話しではありません。

まずはお仕事の効率化を図るために、今回はGitを利用したバージョン管理とリモートでの開発をテーマにしてお話しします。

ほとんどのデザイナーがGitって?GitLab?SourceTree??何それーー??という感じでは?

私も一生さわること無い気がしていました。

でも、少人数での案件でも、UE4のプロジェクトをVer管理したい。 遠隔で共同で作業をしたい。などなど
今までのモヤモヤを解消したい!

大丈夫です。私たちも初心者まるだしです。

ご興味あるかたは、弊社関係者にご連絡いただくか、Facebookから申し込みしていただけると助かります。

 

日時:10月25日(木) 16:00~18:00

場所:弊社事務所(狭いので店員6~8名が限界)

会費:無料

持ち物:PC持ち込み可ですが、準備としてSourceTreeのインストールとGitLabのアカウント作成をしておいていただけると良いと思います

 

 

特におもてなしも懇親会もありませんが、ゆるっと遊びに来てくださいませ。

 

 

今月の社内勉強会はBlenderでアバターをつくる!?

 

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VRの沼にはまっておりますmirakoです。

先月の勉強会はバーチャルユーチューバになる!?という内容で、大変ご好評いただきました!

建築とは全く関係ないように思われますが、実はそうでもなく、未来の建築やコミュニティの在り方に、最近妄想を膨らませているのです。

この面白さは体験してみないとわからない。
しかも、職業柄、どうしても人がつくったアバターというのは許せないので、ついモデリングしたくなってしまうのです。

キャラモデリング以外に建築物だって作ることができる無料で最強のBlender.

画面を見ただけで、わかりにくい!って苦手意識な人もいるかと思いますが、ショートカット使いこなせば、とっても素早くモデリングできます。

狭いので席は少ないですが、社外のかたも、参加できます!

 

★こんな人におすすめ★
1. Blender基本の基本を知りたいひと
2. キャラクター作成に興味がある
3. 建築のモデリングツールを使っている
4. VRchatなどVRコミュニティに興味がある
5. Vtuberになるためのアバターを自作したい


ゆるゆる~な雰囲気なので、気軽にご参加ください。ですが出席者は、勉強会のナビゲータがまわってくる可能性があります(笑


参加費:無料 
定員:先着4~6名

場所:スタジオ・デジタルプラス

 

 

建築ビジュアライゼーションMeetUpのお知らせ

こんにちは。ブログの更新ができずに、忙しい日々のoohashiです。

さて、じめじめした季節ですが、いろいろとOutPutが続きますので告知です!

縁あって、TooさんのMeetUpでお話しさせていただく機会をいただきました。

私のセッションでは、福岡市アイランドシティの未来像を描いたCGや使用したツール(Max,Infraworks,UnrealEngine4)の紹介を、事例をまじえながらお話ししていき、将来の建築VIZの方向性を探るような内容にしたいと思っています。

なぜ私がUE4を使うのか?

誰のためのビジュアライゼーションなのか?

を紐ときながら、自分自身の脳内整理をしている最中でございます・・・。

ですので、3dsMaxを使用していない方でも、ビジュアライゼーションや、設計、まちづくりに関するお仕事の方へ聞いていただきたいと思います。

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セミナーというより、MeetUpですので、和気あいあいとした雰囲気になればと思いますっ。

懇親会も会場であるとお聞きしています!
皆様と交流できるのを楽しみにしています。

 
2018/07/06 (金)@大阪 

2018/07/20 (金)@東京 

2018/07/27 (金)@福岡

第一部 3ds Max & V-ray Next製品紹介  14:30~16:00
第二部 MeetUp/懇親会        16:30~19:00/19:00~20:00

 

会場が大きくはないようですので、早めのご予約をお願いします!
ドタキャンはできるだけお控えください!

予約はこちらから

建築ビジュアライゼーションMeetUp 第二弾 | Kviz | 建築ビジュアライゼーション情報サイト

 

他にも、近いうちに告知がありますので、今後のお知らせにご注目!!

y.oohashi